2022年1月 9日 (日)

2021年末くまった日記 プリンター戦記(その5)

ご主人様のおかあさまという方は文字を読まない人なのです。読めないのではなく読まない。読む気がない。でも絵で描くと理解してくれるみたいなので、ご主人様はポスターをPowerPointで作りまくって、おかあさまの目につくところにぺたぺたと貼っています。そのためにはプリンターが必要なのです。例えばこんな感じです。↓
Photo_20220109000701

ご主人様:「おかあさまとの連絡がある限りペーパーレスは無理だね・・・」
ぼく:「ですよねぇ」

そういうわけで、協議の結果、新たなプリンターを採用しようということになりました。

ご主人様:「とにかく最低機能!最低価格」
ぼく:「置く場所どうしましょ。年賀状印刷まで書斎に仮置きします?」
旦那様:「なに言ってるの、WiFi接続可に決まってるでしょ」
ぼく&ご主人様:「おおおお!確かに!」

そうですよね。前回のプリンターくん購入時から確実に進化しているのですよね。

かくして年の瀬に家電量販店でプリンターを確保したぼくたちは、大事に抱えて帰りセットアップ。
年賀状の印刷を再開し始めました。

(つづく)

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2022年1月 6日 (木)

2021年末くまった日記 プリンター戦記(その4)

それは4cmくらいの細長いパーツが2つ組み合わさった半透明のプラスチック素材でした。

ご主人様:「・・・」
ぼく:「・・・」
旦那様:「・・・」

終わった。
ぼくたちは印刷されずに束になった年賀はがきを見ながらそう思いました。

(おしまい)

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2022年1月 5日 (水)

2021年末くまった日記 プリンター戦記(その3)

そのときすでにご主人様とぼくは冷静さを失っていたのかもしれません。
なにやら何が何でも旦那様が戻ってくるまでに、フィーダーを戻さなければならない気持ちになっていたのです。

ご主人様:「(ガチャガチャガチャ)ううん、入らない」
ぼく:「(ガチャガチャガチャ)は、入りませんね(汗)」
ご主人様:「これさ、見えないから入りにくいんだって」
ぼく:「確かに手探りで差し込むのには限界がありますよね」
ご主人様:「そうか!要は見えればいいんだ!」

そう叫んだご主人様は、やおらプリンターを斜めに持ち上げたのです。

スモールオフィス用のプリンターですからそこそこ重量があります。31kgくらいだったでしょうか。

ご主人様:「私が持ちあげているから、くらんくん、中見てみて」
ぼく:「あ、ここの内側に溝があるから、そこに沿って入れればいいんじゃ」
ご主人様:「ここね!(ガチャガチャガチャ)入ったー!」

ほっと一息ついたところに、旦那様が戻ってきました。
さあ、印刷再開です!

ウィンウィンウィン、プリンターくんがモーター音を上げ始めました。そして待つことしばし・・・。

赤ランプです。紙詰まりエラーが表示されました。

旦那様:「あれー、おかしいなぁ」
ご主人様:「さっきからこうなのよ」

先ほどと同じ手続きです。インジケーターに従い、カセットを引き抜き、フィーダーを下げ、紙が詰まっていないことを確認して、フィーダーを挙げます。

ウィンウィンウィン・・・赤ランプです。

旦那様:「・・・君、何かやった?」
ご主人様:「・・・フィーダーが外れたから戻した」
旦那様:「それで台車が動いていたのか!」

プリンターを持ち上げるときに載せている台車を前に引き出したのですが、それがそのままの位置だったのです。

旦那様:「だめだよ!レーザープリンターというものはねっ!横にしたり斜めにしたりしたらだめなものなの!そんなことしたら壊れるの!」
ご主人様:「だって、溝が良く見えなくてフィーダー戻せなかったんだもん」
旦那様:「もうっ!ぼくがやるから君は手を出さないで!(ぷんぷん)」

と旦那様がフィーダーを戻して、再起動をかけたのですが、またも赤ランプです。

旦那様:「これはもう無理だから、これ以上手をつけないほうがいいよ」

旦那様がじと目で見つめながらぼくたちにそういいます。

ご主人様:「あともう一回だけ!」

と、カセットを引き抜きフィーダーを下げて紙が詰まっていないのを確認し、フィーダーを上げ・・・られませんでした。

ご主人様:「うう、上がらない・・・(ガチャガチャガチャ)」
ぼく:「またですか・・・」
ご主人様:「あ!」

とフィーダーがまた外れてしまいました。
ただ、さっきと違うことが一つだけありました。

ぽろっ。

ご主人様:「これ、何?」

ご主人様が床から見慣れぬ半透明のプラスチックのパーツを摘まみ上げました・・・。

(続く)

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2021年12月31日 (金)

2021年末くまった日記 プリンター戦記(その2)

ここで我が家のプリンター君のプロフィールを紹介したいと思います。
かれこれもう10年前に我が家にやってきたカラーレーザープリンターで、実はスキャナとしてもコピー機としても使えちゃう万能選手です。いわゆるオフィス用複合機ですね。なんでそんなたいそうなプリンター君が我が家にいるかというと、自宅で研究しがちなご主人様と自宅でお仕事しがちな旦那様のお二人のニーズに応えた結果です。
ただ、お仕事用として申し分ないほど大活躍してきたこのプリンター君、必ずしもハガキ印刷が得意じゃないんです。
いや、できますよ?毎年うちの年賀状を刷ってくれてたのはこのプリンター君です。でも時々トラブるのです。

さて、旦那様がレコーディングのために席を外した中、ぼくとご主人様はすでに泥沼に一歩また一歩と足を進めてしまっていました。

ぼく:「また赤ランプですよ。紙詰まりです」
ご主人様:「絶対これ紙詰まりじゃないよね」

カセット外してもハガキは詰まっていません。フィーダーを下げてもハガキは詰まっていません。

ぼく:「うーん、パネルのOKボタン押して…」
ご主人様:「あ、また何度も紙を送ろうとしてミスってる」

部屋にういーんういーーんというモーター音が響きます。

ぼく:「また赤ランプですよー」

まるで無限ループです。紙詰まりエラー→カセット外す→フィーダー降ろす→紙が詰まっていない→フィーダー上げる→カセット入れる→再プリント→紙詰まりエラー・・・何回これを繰り返したでしょう。少なくとも3回は繰り返したと思います。

そして、運命の瞬間がやってきました。

ご主人様:「あれ?フィーダーが上がらない」
ぼく:「え?」
ご主人様:「上げようとしたのだけど、ひっかかちゃって」
ぼく:「カセット入りませんね」
ご主人様:「うーん、こまったな(ガチャガチャガチャ)」
ぼく:「このフィーダー建付け悪いんですよね(ガチャガチャガチャ)」
ご主人様:「えーとここをこうして・・・あれ?」

ガチャ。

不吉な音と共に、ぼくたちが目にしたのは、外れたフィーダーの持つご主人様の右手でした。
フィーダーは本体の奥にくっついた板上のパーツで、手前側が上がったり下がったりはするのですが、外れるはずのないものです。

・・・ヤバい。

ぼくたちの背中に、たらり、と冷や汗が流れました・・・(続く)。

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2021年末くまった日記 プリンター戦記(その1)

ついついずるずる年賀状の発送が遅れた2021年。
はっと気づくと12月30日。それも夕方。2021年もあますところ32時間くらいの頃でした。

ぼく:「年賀状、どうするんですかっ!」
ご主人様:「……出します。出しますとも」

いやもう、今年は失礼しちゃうのかと思いましたよ(ぷんぷん)。
手を付け始めると割と手早いのがご主人様。
(手をつけるまでが遅いとも言います。)
文案を決めて、レイアウトも決めて、さあ、印刷!
ここからは旦那様も参戦です。

ご主人様:「ええとテスト印刷用のハガキを入れて」
旦那様:「入れたよー」

と、テスト印刷は無事に済みまして、これなら今日中になんとかなるかなぁ、と思ったぼくは甘かったのです。

続けて一気に印刷しようとした途端、

ぼく:「あ、紙詰まりですよ」
旦那様:「えーとなになにカセットを引き出し、フィーダーを降ろして、紙詰まりを除く、と。
 ん?詰まってないよ。再開しようか」

この段階ですでにご主人様とぼくはいやぁな予感がしていたのでした。
なにしろそのプリンタ君、前科があったのでした。

ご主人様:「まさかフィーダーのトラブルじゃないよね」
ぼく:「前もありましたよね。モーター駆動はするのに一向に紙が送られなくて」
ご主人様:「そうそう、思い余って出張点検頼んだら、故障じゃないって言われて」
ぼく:「ハガキが反ってたのがいけなかったんでしたっけ?」

旦那様はプリンターにカセットを入れ直すとそのままふらっと席を立ってしまいました。
それが2021年末最後の数十時間を血の涙に染める悲劇の幕開けだということにぼくらはまだ気づいていませんでした……(続く)。

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2021年1月30日 (土)

我らが愛しのヌカリーヌ

最近、ご主人様がペットを飼い始めました。それも多頭飼いです。正直何匹いるのか、ぼくもご主人様もわかってません。そこでまとめて名前を付けました。ヌカリーヌ、と。そう、ペットの正体は酵母と乳酸菌たち。ご主人様はぬか床を作り始めたのです。

かくして、我が家は今、ちょっと不気味な光景が繰り広げられています。

ご主人様:「ふふふ、ヌカリーヌ。今日も元気そうだね。ふかふかと顔色もよさそうだ」

 

 

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2020年1月 1日 (水)

新春くまった日記(その3)

次は、ある一枚の年賀状が問題となりました。

ご主人様:「くらんくん、これ、差出人がない……」
ぼく:「ありませんね」
ご主人様:「ぬー、山と自転車と男性と女性の写真が…」
ぼく:「こちらの女性、K様に似ているのでは」
ご主人様:「確かにKさんに似てるけど、
      男性が夫さんと別人だし、
      Kさんが写真載せるなら娘さんも一緒でしょう」
ぼく:「自転車!
    ロードレースに出られる方でお久しぶりの方といえば
    Mさんですよ!」
ご主人様:「Mさん……変わり過ぎでは……。
    そもそも自転車に乗ってらっしゃるのは女性の方だよ」
ぼく:「あ、ほんとだ。くまりましたね」
ご主人様:「うーん、どなたからだろう……?」

一枚の年賀状を縦にしたり横にしたり裏返したり、
悩みになやんだのですが、結局わからずじまい。

ぼく:「こうなったら消去法ですよ!
    毎年、年賀状やり取りしていて、下さってない方を
    割り出せば…」
ご主人様:「それしかないかなぁ……」

謎の年賀状と共に明けた2020年。

ちなみに今年の年賀状の発送は、諸般の事情により年末ぎりぎりと大幅に遅れてしまいました。
年賀状のやり取りをしている皆様。
どうか寛大で温かなお心でお待ちいただけますようお願いいたします。
失礼の段、申し訳ございませんでした。

(おしまい。でも謎は残ります。
 お心当りがある方はコメントではなく個人連絡でヒントいただけると嬉しいです。)

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新春くまった日記(その2)

幸い、旦那様がログイン情報を覚えていて下さったので、何とかぼくたちはこの日記を復活させることができました(やれやれ)。

さて、事の発端は年賀状のお話をしていたのでしたね。
うちの場合、

①年賀状を受け取る
②ご主人様・旦那様・連名、と宛先別に分類
 (ぼく宛がなぜか無いのが残念です)
③メッセージを読む
④あいうえお順にフォルダに分類
➄住所と受け取りの記録をPCに
⑥お年玉年賀はがき番号順にフォルダへ

という手順で保管してます。

ぼく:「あ!K様が年賀状下さってますよ!」
ご主人様:「おお、嬉しいねぇ!」
旦那様:「でもこれ、君の名前違ってるよ」
ご主人様:「あ、本当だ(汗)」

そうなんです。下のお名前の漢字が一文字違ってたのです。
たぶん、同じ読みでもこちらのお名前の方がポピューラーでありがちなのですが。

これはくまります。
何がくまるかって、どういう風にお伝えするかにくまってしまうのです。

ぼく:「さくっとお伝えした方がいいのでは」
ご主人様:「そうだよね。
      でもこう恐縮されちゃうと返って申し訳ないし」
ぼく:「くまりましたね」

こういう場合って、意外に付き合いが長い方の方で起こりがちなんで、余計にくまってしまってます。直してはいただきたいけど、あんまり気にしなくていいですよーって、どうお伝えすればいいんでしょうね。

ご主人様:「ま、来年になるまでにお伝えできればいいか!」
ぼく:「そうですね」

あっさり棚上げして、ぼくたちは年賀状を読み続けることにしました。

(つづく。ちなみにこのブログでは個人情報保護のためアルファベットで仮名としておりますが、そうなると全然別の方が同じイニシャルだったりしてこれはこれでややこしいですね。ううむ、くまった!)

 

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新春くまった日記(その1)

ほぼ1年ぶりの更新となりますが、それはさておき、明けましておめでとうございます。
おかげさまで今年も何とか家族全員無事に年を越すことができました。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

さて、お屠蘇とクランベリージュースと共にお節をいただいた後の楽しみはみなさんの年賀状チェックです。

ぼく:「あ!Cさんから年賀状いただいてますよ!」
ご主人様:「ずいぶんご無沙汰してるけどお元気そうで何よりだねぇ。
      ん?なにこれ?」
ぼく:「なになに『最近ブログにアクセスできなくなったので残念ですが』…」
ご主人様:「うーん、ずいぶん更新してなかったからねぇ」
ぼく:「久々に更新しますか!あれ?」
    リンクがないっ!
    ご主人様、ブックマークにくまくま日記リンクされてませんよっ!」
ご主人様:「……そういえば去年メインPCリプレイスした。
      ブラウザのリンク保存してなかったかも」
ぼく:「モバイルの方は!あっちにもリンクありましたよね!」
ご主人様:「旦那様が使うって言ってたから、初期化しちゃった」

なんてことでしょう!
確かに放置はし過ぎてかもしれませんが、2019年、ばたばたしているうちに、
くまくま日記にアクセスできなくなってしまったのです。

ぼく:「お友達のリンクから行けば!」
ご主人様:「うう、実はそちらもくまくま日記に記録が……」
ぼく:「ご主人様!」
ご主人様:「ほら、みなさん最近はFaceBookとかに移行されてるから…」

こうなったらWeb検索です。「くまくま日記 くらんくん」えいっ!

ぼく:「検索されないじゃないですかーーーーー!」(号泣)
ご主人様:「マイナーブログだからね」(ため息)
ぼく:「別に有名になりたくないけど、くまるー!」

ええと、「くまる」というのは漢字で「困る」と書き、くまが困ったときの表現です。
新春早々、くまってしまいました。

すったもんだの末、移行前のくまくま日記を探し出すことができ、
ようやくぼくたちはブログの更新をすることが…できませんでした。

ご主人様:「なにこれ?IDとパスワード聞いてきたよ」
ぼく:「なんでしたっけ?」
ご主人様:「確か、初期化されたパソコン君は覚えていたはず…」
ぼく:「もう忘れちゃってるじゃないですかっ!」(号泣)


道はまだ長そうです。

(つづく……C様にはいくら感謝してもしきれません。
あやうく、くまくま日記と生き別れるところでした。
この場を借りて厚く御礼申し上げます。ぺこり)

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2019年2月25日 (月)

金継の落とし穴(その7)

問題はこのまますっきり快方に向かわなかったことでした。
確かに最初に痒みが出た耳の後ろは綺麗に治ったのですが、
新たに両腕やふくらはぎにほんのり湿疹が出始めたのです。

ご主人様:「大丈夫かなぁ・・・」
ぼく:「あのお医者様のお話だと1週間もすれば
    きれいに治るそうですが」
ご主人様:「信用できると思う?」
ぼく:「信用できるか信用できないかもわかりませんよね、ぼくたちじゃ」

そうなんです。お医者さんの信頼性と英文校正の信頼性はサービスを受ける者に今一つ分かりがたいという深刻な問題があるのです。
そんな不安に揺れるぼくたちにたまたま別件でホームドクターのK先生にお会いする機会があったのです。
ぼく:「絶好のチャンスです!K先生にセカンドオピニオンを求めましょう!」
ご主人様:「別の皮膚科の先生を紹介してもらえるかもしれないしね」
以前にもお話したかもしれませんが、K先生は銀縁眼鏡をキラリとさせたとってもクールで理知的な方です。不安に包まれたぼくたちの質問に対するK先生の返答にぼくたちは驚愕しました。

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